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マチリヤダム撤去プロジェクトに学ぶ  終了しました

開 催 趣 旨
 リバーポリシーネットワークは05年3月、国内の研究者・市民・行政関係者らによる米国ダム撤去現地の合同視察を行いました。米国ではダム撤去を含めた流域再生の動きが勢いを増していました。なかでも08年に撤去予定の「マチリヤダム」の事例は、海洋までをも含む流域管理という視点から、また米国のダム撤去の実情を知る上でも、ダム推進・反対の立場を越えて興味深いものでした。また合意形成に際して実施された「マチリヤダム生態系再生実現可能性調査」は、米国内で最大のダム撤去研究であり、同時に米国陸軍工兵隊がミシシッピ川西部で手がけた最大の生態系再生研究のひとつです。日本でも、将来的な流域管理として、ダム撤去という選択肢、また撤去せずに堆積物を取り除くという選択肢なども含め、幅広い形で検討が進んでいます。今回のシンポジウムでは視察報告とともに、撤去プロジェクトへの複雑な合意形成を実現した「マチリヤ同盟」の設立者、ポール・ジェンキン氏を招き、日本ではどのような方法が可能なのかをそれぞれの分野から検討していきたいと思います。
A.Paul Jenkin(ポールジェンキン)・・・・プロフィール
テキサスA&M大学で海洋工学を学んだ(1985)のち、フロリダ・アトランティック大学で海洋工学修士課程を修了(1989)。地元ベンチュラ郡での環境保護活動は10年以上に及び、2002年には南カリフォルニア湿地回復プロジェクトにおける努力が認められ、グレイグ・ピーター賞を受賞。 マチリヤ同盟設立者、サーフライダーファウンデーション・ベンチュラ郡環境ディレクター、サーフライダー環境問題チーム(EIT)メンバー。(ベンチュラ郡はアメリカで最も大きな撤去対象のダムがある行政区域) (サーフライダーファウンデーションは保全活動、行動主義、調査、教育活動を通して世界中の海岸の保護・啓発に務める国際的団体) マチリヤ同盟のコーディネーターとして政府の技術者や研究者と共にマチリヤダム生態系再生実現性調査に参画。ベンチュラ川流域再生のためのマチリヤダム撤去を求めるNGO活動では調整役を果たす。 サーフポイント作業委員会、ベンチュラ郡湿地専門委員会の運営委員会にも所属。 マチリヤダムの調査を通して連邦政府レベルでの実現可能性プロセスに深く関リ、特に生息地評価手順(HEP)分析における彼の協力はこのプロジェクトを大きく前進させるものとなった。 この事例においては、ダム撤去から得られる恩恵を評価するために「修正されたHEP分析」が適用され、それには川辺の生息地、自然のプロセス、スチールヘッドの数などが含まれている。
大阪 05年10月14日(金)
マチリヤダム撤去プロジェクトに学ぶ
「ダム撤去への過程」
プログラム
    ○主催者挨拶
           太田勝之(River Policy Network代表)
      ○USAダム撤去視察報告
        太田勝之(River Policy Network代表)
      ○講演
      「米国の環境法から」           
           赤津加奈美        
                   弁護士、日弁連公害対策
          環境保全委員・水部会所属
         「ダム建設によって破壊される自然
              ダム撤去によって回復する自然」
            村上哲生          
                   名古屋女子大学:淀川流域委員会
      「マチリヤダム撤去プロジェクト」
                ポール・ジェンキン



開演時間
  18:30〜21:00
会場
  大阪市中央公会堂大会議室
    大阪市北区中之島1丁目1番27号
       TEL  06-6208-2002
参加費 
  1000円
  

 
終了しました。
  
名古屋 05年10月15日(土)
マチリヤダム撤去プロジェクトに学ぶ
「河川事業と海との関わり」
名古屋会場では流域の繋がりに焦点を絞り、特に海岸侵食の視点よりアプローチしていきます。是非この機会にご参加ください。
プログラム
第1部「シンポジウム」 13:30〜17:50  
 〇主催者挨拶
 〇USAダム撤去視察報告
 〇講演
    「マチリヤダム撤去プロジェクト」
                ポール・ジェンキン
  休憩
     「海岸侵食の現状と課題」    
           宇多高明 
           
 〇パネルディスカッション              
   コーディネーター  
      村上哲生    名古屋女子大学
   パネリスト
    ポール・ジェンキン
        宇多高明        (財)土木研究センター・なぎさ総合研究室
        保屋野初子   ジャーナリスト
    蔵治光一郎    東京大学愛知演習林
    村上哲生     名古屋女子大学
第2部 青の革命と水のガバナンス研究会 18:00〜  話題: 環境価値の定量的把握・合意形成のための評価手法  話題提供者: Paul A. Jenkin(マティリハ同盟)他    主催 日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト    「青の革命と水のガバナンス」研究グループ
開演 
  第一部  13:30〜17:30
  第二部  16:00〜20:45
会場 
  東別院会館
    名古屋市中区橘2-8-45
    TEL 052‐331‐9576
参加費
  1000円

第一部後援団体:伊勢三河湾流域ネットワーク

終了しました。

二部は主催を日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト・「青の革命と水のガバナンス」研究グループとへ移行しましてHEP(生息域評価手続き)の勉強会を開催しました。

熊本 05年10月16日(日)
マチリヤダムと荒瀬ダムに学ぶ
「住民と行政、研究者の役割」
熊本会場では撤去対象に指定され、準備を進めている荒瀬ダムの関係者を交え、流域再生に向けたパネルディスカッションを行います。是非この機会にご参加ください。
プログラム
  〇主催者挨拶
  〇USAダム撤去視察報告
  〇講演
    「マチリヤダム撤去プロジェクト」  
        ポールジェンキン
  〇パネルディスカッション
    パネリスト
      ポール・ジェンキン
      木本生光   坂本村代表 
      村上哲生   名古屋女子大学
      蔵治光一郎  東京大学愛知演習林
      他1名調整中  八代漁協代表
    コーディネーター     
      つる詳子   美しい球磨川を守る市民の会
開演    
  18:30〜21:00
会場  
  やつしろハーモニーホール
    熊本県八代市新町4番1号
    TEL 0965‐53‐0033
参加費
  1000円
参加方法
終了しました

 
主催
美しい球磨川を守る市民の会
リバーポリシーネットワーク

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