日本語版への序文 デイビッド・ウェグナー
序文
本書の概要
1 本書の背景について
1 研究の目的と見通し/
2 アメリカのダム国勢調査/
3 ダム建設の理由/
4 今ダム撤去の理由/
5 アメリカで撤去されたダム/
6 ダム撤去の科学的リサーチの現況/
7 結論と勧告
2 「ダム撤去」の決定
1 ダム撤去の経済学/
2 情報に基づく意志決定
/ステップ1〜ステップ6 データの収集、意志の決定から評価まで
/結論と勧告
3 「ダム撤去」の物理的結果
1 物理的完全性とはどういうことか/
2 河川の空間的・時間的状況/
3 河川の分断/
4 河川の水文学/
5 ダムの堆積物/
6 地形学/ 7 水質/ 8 結論と勧告
4 「ダム撤去」による生物学的結果
1 水生の生態系に対するダム撤去の潜在的な影響/
2 水生生態系の再生計画―再生に影響を与える要因/地表と水辺の植物相の再生/河川の浄化能力/水辺の特徴と土地利用/生物相のサイクル/水質など/
3 結論と勧告
5 経済学と「ダム撤去」
1 「何もしない」という選択/ 2 ダム撤去の結果の評価/
3 撤去によるプラスの結果/4 撤去の負の結果/
5 ダム撤去の経済的分析への挑戦/6 結論と勧告
6 「ダム撤去」の社会的側面
1 美観と社会的価値/
2 アメリカ合衆国におけるダムとネイティブ・アメリカンの文化/
3 ダム撤去事業の社会的影響評価/
4 結論と勧告
7 「ダム撤去」に影響するアメリカの法律
1 水力発電ダム/
2 ダムの安全プログラム/
3 自然のシステムの保護/
4 ダム撤去に影響を与えるその他の法律
将来に向けて
解説1 日本のダム撤去の社会的側面
保屋野初子 (ジャーナリスト)
解説2 日本のダム撤去の生態学
粕谷史郎 (岐阜大学地域科学学部教授)
付録・著者紹介
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